来週の動き+みんなで儲けましょう。その６２
6月は外人さんの売買に翻弄された月になりました。
その元凶は、FOMCとNYダウ。
早く、日本独自の要因で売買出来る様に戻って欲しいなと思います。
さて金曜日は大きく上昇した日経ですが、
自信を持って買える底打ちの前に、
自信を持って売れるタイミングが来るかも的な動きになってしまいました。
（私が大きく売る時は120％の絶対の自信を持った時で、先ず負けないです）
金曜日私はプット踏まれて、コールで抜いて、再度プット建て増したが、
何れにしても打診買いの様子見。
買いの条件になってる、
外人さんの買い転換とセンチメントの回復は未だ見られないばかりか、
出来高薄く物色難の中で、指数だけ上昇して、
個別の値位置との乖離を生んでしまいました。
結果的には最悪の状態です。
木金の上昇エネルギーを、底打ち後に出せれば、
一気に大きく跳ねる事も出来たわけですが、
このままでは、大きく売り込まれて、二番底どころか上昇トレンドを否定する、
大きな底割れの可能性まで出てきた感じがします。
外人さんのオモチャになってる先物の売買より、
底打ちした個別の売買が楽な事もあって、
このところ新興底打ち銘柄やＩＰＯで幅抜きしてますが、
それもやりにくい状況になってきました。
方向感無い中で、小幅の鞘抜きをする売買はつまらないです。
ここから上げるにも下げるにも、方向感と決めての無い売買。
週末時点で、来週はこうなるって予想が、今ほど無意味な週は無いです。
サイコロ転がして、上か下かの予想を書くなら、書かない方がましですね。ｗ
今週の注目ポイントはNYダウの動き。
昨日も書きましたが、チャートは上昇転換したわけでなく、
もう一度底を打たないことには始まらない感じです。
10600若しくはその手前で止まるのかどうか。
このまま上抜けして、先々大きく叩き落とされるのか。
FOMCの利上げ云々は目先の事で、その根拠となる景気判断が需要です。
逆に日本は外的要因以外に売り込まれる理由は無いと私は思っているので、
早くNYダウを気にしないで売買出来る状況になって欲しいなと思ってます。
先週も書きましたが、再掲します。
「方向感も無い、物色難の薄商いの中、先物は迷走を続けてる感じがします。
戻りに時間がかかる程、上値には戻り売り圧力が増していくのですが、
（なので二番底付けて一気の戻しが良いのですが）
ＮＹダウ睨みの中途半端な位置で動いてしまってる感じですね」
先週も書いた、先物と個別に体感温度差ですが、
週末に更に拡がってしまいました。
・外人が買い越しに転じ、
・センチメントが回復し、
・先物と現物の体感価格の乖離が埋まり、
・プットの割高が是正される
自信を持って買える勝負処が更に遠のいた感じです。
個別は出来高薄い中で、物色対象が拡散する最悪の形。
売買したい方は、資金の集まってる銘柄をいち早く見つけて、
節目の上下で手堅く幅抜きするしか無い様です。
16212 75日線、下向き
16000 心理的な節目
15800 6/2高値
15620 6/5安値（窓上限）
15540 6/30高値（窓下限）
15500 心理的な節目
15405 200日線、上向き
15400 6/30安値（窓上限）
15230 6/26高値
15166 5日線、上向き
15150 6/29高値（窓下限）
15080 25日線、下向き
15000 心理的な節目
14830 6/28安値（窓上限）
14720 6/21高値（窓下限）
14500 心理的な節目
14470 6/21安値
14454 SQ値
14020 6/14安値
14000 心的な節目
13973 小泉発足時
タイトル通り、みんなで儲けるために毎週書いてます。
今回は「思い通りに動かなくても勝つ」について書きます。
どんな株でもスタンスを決め、情報を分析し、タイミングを計る事で
収益を上げることは可能です。
株には絶対が無いです。
なのでプランはひとつでなく、ＡからＣくらいまで用意しましょう。
Ａ案がダメなら、Ｂ案、そしてＣ案。
若しくは様子見でも良いかもです。
大きく張るのは自信が持てた時だけ。
それも打診から入って、買い増すくらいの余裕で入りたいです。
読みが外れても、収益は上がる。
それくらい上手くなりたいなと、何時も思ってます。
156.素人が堕ち易い罠 その12.何故塩漬けになってしまうのか。
これって答え簡単です。ロスカット出来ないからなんです。ｗ
これで終わっては、コラムになりませんね。
では、何故ロスカット出来ないのか？
・ロスカットを決めてない場合。
これは論外ですね。ｗ このコラムを最初から読み直してください。
・ロスカットは決めてるが切れなかった。
カットラインのタイミングで見てはいたけど、戻すだろうと考えてしまった。
気が付いた時は、カットラインを割れていた。
これではロスカットの意味がないです。
カットライン自体を変更したことになります。
前にも書きましたが、利確目標やロスカットラインの変更は、
余程の理由がない限り、上手くいきません。
買えたら、即逆指し値を入れるか、
確実にカットする意志を持たないといつまで経っても負け組です。
決めた値段でカットが出来ない方は、
カットラインに幅を持たせるのも良いと思うかも知れません。
でもそれは、その幅の下限がロスカットラインなので、
そこで切れるかどうかに代わりは無いです。
話が逸れますが、もう一つ。
買値や売値の指し値を変更するのも良くないです。
買値をドンドン上げていく事で、負ける確率が上がっていきます。
売値をドンドン上げていくことで、売れなくなる可能性が出ます。
話を戻します。
ロスカット出来ないのは心理面の弱さで、
自分の売買に自信が持てない事の現れです。
157.塩漬け銘柄を抱えないために。
塩漬けには処方箋があります。
とにかく最初に決めた事がベストと思う事です。
買値（売値）、目標値、ロスカット。
ロスカットは損したのではなく、大きく損をしなくて済んだと思う事。
カットしても、何時でも買い戻せます。
昔と違って手数料は知れてます。
上手く出来ない方は、例えば機械的に買値の5枚下でカットとか
売買の決まりを作ってもいいでしょう。
例外的に目標値の変更はありです。
ただし、変更時点で目標値をロスカットに設定でき、
更に、厳格にロスカットを実施出来る方のみです。
ロスカットを上手くできない方は、これも出来る訳がないので、
目標値の変更は不可になります。
更に、ロスカットばかりで利確が出来ない方はどうすれば良いか。
これも簡単です。
銘柄選定と売買タイミングが悪いんですね。
これは日々学ぶしかないです。
余談かもですが、上手い方は読みが外れても取れます。
洞察力とか判断力に決定的な違いがあります。
買った銘柄が意に反して下げても、即カットして売れば良いんですね。
そしてタイミングで買い戻す。
売買してる方全ての方に言える事ですが、自分の思い通りに動かないのが株です。
違う動きになったら、その時の対処方法も頭に入れておけばいいだけです。
上がると思って下がる、下がると思ってたら上がる。
その時にどう対処するか。
そして、ホントに自信が持てるタイミングが見えたら、
いつもより多く勝負してみる事です。
小手先の技術や運で儲けていた方も、気が付くといなくなってるのが株の世界。
銘柄選定も大事ですが、その前に地合いを味方にしましょう。
今週はＩＰＯでした。その前は新興株でした。
その前は真ん中銘柄の売りでした。
その上で、銘柄選定とタイミングです。
大事なお金を投資するわけですから、
しっかりとした相場観で、自分のスタンスを守り、
タイミングを上手く計る事が如何に重要かという事です。
では。AD_Kazでした。
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投稿者 AD_Kaz : July 2, 2006 04:35 PM
コメント
いつもありがとうございます。
塩漬け＾＾；思い当たることばかりで
心にぐさりときます。
投稿者 oggi : July 2, 2006 08:51 PM