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みんなで儲けましょう。その42

タイトル通り、みんなで儲けるために毎週日曜日に書いてます。
今回は仕手材料株について書きます。
どんな株でもスタンスを決め、情報を分析し、タイミングを計る事で
収益を上げることは可能です。

「天井売らず、底買わず」
株式相場の格言です。
初心者ほど天井圏で数円や数十円に拘りますが、
そのために大きくロスするより、
間で抜ければ充分という考えが正解です。
仕手株の天井で売り抜けるのは至難の業で、下手をすれば
ストップ安連発で売るに売れない事になります。

107.誰でも簡単に取れる材料株。
昨年末から真ん中株の循環物色が終わり、
仕手材料株の個別物色が中心の地合となってきてます。
この仕手材料株ですが、仕手株、材料株または両方の意味合いの株です。
材料株は文字通り材料含みや発表待ちの株の事で、
インサイダーでない限り推測の中で買っていく事になります。
業績変化や新規事業、M&Aや増資、市場の指定替え等、
株価に影響を与える材料を抱えてる株です。
こういう情報は身近なものでは四季報や新聞、雑誌、または
ネット等で数多く入手できます。
大事なのは情報の質や真贋の見極め。
本来は材料含みの段階で買われ始め、
上昇しながら徐々に材料を織り込み、
発表で瞬間買われて、その後押し目を作る形が多いです。
また発表までに大きく買われていた場合は、
発表と同時に材料出尽くしで逆に売られることもあります。
ただ昨年からの傾向で、相場が強く準張りが有効な地合では、
材料が出た後も大きく動く株が多く見られました。
地道に情報を集め、精査して、タイミングを計るだけで
誰でも簡単に大きく取れる事が多いです。
日々の心掛け次第と言えます。

108.嵌め込まれ泣く事になる仕手株。
材料株もそうですが、より一層顧問が煽りやすいのが仕手株です。
仕手株も材料株同様に真贋含め情報が氾濫してますが、
経験則ではその大半は顧問の煽りや嵌め込み情報だったりで、
いい加減なものがかなり多いです。
そもそも論で、仕手株は情報が命。
情報が漏れた段階で仕掛け側の意図通り株価が動かなくなるので、
仕手株では情報管理が一番神経を使う生命線と言えます。
いい加減な顧問は仕手株は情報を確かめようがないのを良い事に、
あることない事言いながら、煽りを入れ嵌め込みを行います。
ただし、いつまで経っても嵌め込まれる人が絶えないのは、
それだけ初動から入れればこんなに美味しい株はない訳で、
その魅力から半信半疑ながらも参加する方が多い証拠でもあるわけですが。
昨年春以降大物仕手筋の情報がほとんど偽だったのは、
仕手の大物がしばらく休養に入った事、
情報伝達スピードが加速したため、仕手株が情報戦に突入した事、
相場が強く、仕手株自体の必要性が薄れる地合だった事。
などが上げられます。
逆に言えば、相場が停滞して、株価の材料やテーマが不足した時に、
資金が集中して一気に上げるのが仕手株です。
年末から春までの地合いがそうなると予想する向きが多いため、
仕手株やボロ株が、年初から動き始めてます。

109.仕手株の見分け方。
仕手株は総じてファンダがイマイチで浮動株が少なく、
中小型株で貸借銘柄である株が多いです。
上げる材料が見当たらない株や、下げて当然の株の方が
売りが引きやすい為で、ネガティブな材料があるものが良いです。
株価を殆ど動かさないで集める仕込み期間が一番大事で、
此処が上手くいけばほぼ8割方成功したと言えます。
この仕込みを行う人達と、株価を持ち上げる人達は分業されてる事が多く、
仕込んだ玉をクロス商いで受け渡す事が多いです。
仕手株の情報がなくてもこのクロスを発見できれば、
誰でも上手く仕手株の初動に参加できますね。
株価を持ち上げるときは、空売りの踏み上げで一気に上げるために
少し上げると下げて売りを誘います。また上げて下げる事で、
初動期の提灯を落とす事も出来ます。
この持ち上げる時期を何段階かに分ける時もありますが、
これは信用規制等を避ける為に、暫く揉み合い時期を作ったりするためです。
そして最後に仕上げ時期の売り抜けとなります。急騰して出来高も増え、
誰もが強気で参加してる最中に、仕手本尊は売り抜けます。
この時期は顧問の煽り、嵌め込みもピークとなり、本尊が抜けた後、
勢いで上がってる仕上げ後は、何も知らない方々のババ抜き合戦となります。
仕手株は本尊が抜けた後も暫く上げる事が多いです。

110.仕手株の実例。
例えば6316丸山製作所ですが、04年の10月までは200円処で推移してます。
長い期間をかけて少しずつ株を仕込んでいる時期です。
それが11月に入り急騰して、売りを誘い提灯を落としながら、
年末に600円を付けます。此処で第一弾上げが終了します。
一部の玉は利確も行い、このころには誰もが知ってる存在になります。
そして暫く放置し、05年2月の600円割れから第二弾がスタート。
900円を付けてさらに700円割れから4桁までの第三弾上げで終了となりました。
さらに第四弾で1500円と言う声も沢山出てる中の急落劇でした。

仕手に関してはホントに信頼できる情報はほんの一部です。
今後も沢山出て来るであろう怪しげな情報に
引っ掛からないように注意してくださいね。
では。AD_Kazでした。

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投稿者 AD_Kaz : January 15, 2006 06:52 PM

コメント

こんにちは。
短期でお金を沢山引き寄せる連中は、このような株の扱いが上手くできるものなんですね。コツコツ稼いでるうちは決してお金なんて入ってこなんですね。当然負けることがあるので、今までの利益を簡単に吐きだしてしまうからです。

しかしこの株は、ある意味猛毒コブラも似てるので、相当熟練しないと、「素人の蛇使い」の様に大けがのもとになるんでしょう。

かつて、村上世相氏がいっていたように、「怪しいところにお宝あり」って言うのが、この株についてオーバーラップしてしまいます。

投稿者 早漏の遠吠え : April 1, 2011 07:54 AM

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