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みんなで儲けましょう。その35

タイトル通り、みんなで儲けるために毎週日曜日に書いてます。
今回は地合いを読むについて書きます。
どんな株でもスタンスを決め、情報を分析し、タイミングを計る事で
収益を上げることは可能です。

木を見て森を見ずは地合いが見えない初心者の事ですが、
大相場では、買いに歩がありなので、どうしても個別に目がいきます。
買いたい銘柄が無くなったら売れと良く言います。
上げにつれ、買玉細くすべし
吹値半数利食い、押し目買い直すべしで対応したいです。

94.今の225はやはり外人さん次第。
地合いについて沢山質問を頂くのですが、このところはいつも
上下どちらでも驚かない相場と、曖昧な答えを返してました。
上昇トレンド継続は誰もが疑ってない中、目先の判断はなかなか難しいですね。
地合いは景気見通しや金利、個別株の強弱など色々な事が絡みます。
今の話題は225の年末までの動き。
225の上下をコントロールしてるとさえ思える感じで
先物、オプションの売買で連勝していた外人さんが、
ここへ来て調子を落としてます。売りで踏まれてますね。
来週はSQですが、週中までの売買で
先物、オプションで年末までに大きく取れるかどうか決まりそうです。
225や真ん中株も、地合いを抜きに語れません。
NYの動向は株、金利、資金の動き、それにシカゴの先物があります。
日本は株高なのに円安は進行してますが、
これは米国の時限税制の影響で今年だけ海外の益金が米国へ戻ってるのも影響してます。
勿論日銀の政策で、金融緩和とゼロ金利の動向も大事です。
個別企業の資金需要、不良債権処理の行方と色んな事が関係してきます。
金利が安ければ資金は株式へ、安ければ債券や預金へという簡単な図式ではないです。
金利や為替は重要ですが、今の225はやはり外人さん次第。
NYですが、ダウもナスダックも10月中旬から急激に上昇した後
押しからの切り返し中です。ナスダックは抜けてますが、
ダウは週足でもツートップか抜けるかの瀬戸際です。
取り敢えず、急激な調整はなさそうな雰囲気。
ならば欧米の外人さんが気になるところですね。
世界的な投資資金が年末までに何処へ向かうのか知りたいところです。

95.地合いの判断は個別株のタイプで違います。
地合いには物色対象の強さや拡がり方は大事です。
最近良く言われている循環物色は、個別の底上げパターンとしては良い形です。
買うから上がる、上がるから買うです。
またその時々の市場のテーマも関係あります。
関連株が沢山ある大きなテーマが複数動くと地合いはとても良くなります。
一口に地合いと言っても、その時々で物色対象が異なるので、
真ん中、小型、大型、値嵩、新興、仕手材料株それぞれに
合う合わないが有り、動きが違ってきます。
例えば個別株で業績もチャートも申し分ないものでも、
地合いが良くないと崩れる事は良くありあります。
上げ続ける株はないのですが、地合いが値幅調整の切っ掛けとなり、
そのまま切り返すタイミングを失って下げトレンドへ入ってしまう感じです。
真ん中が良くないと、ボロ株や小型株が物色されますね。
また仕手材料株は地合いに影響されるものとされないものがあります。
最近元気がない仕手筋ですが、みんなが真ん中株を物色してる間に、
静かに少しずつ狙った株を仕込んでいたいたりします。
全ての株が一様に、ドンドン同じ方向に動くことはないです。
225の日足、週足、そして月足を改めて良く見てみると、
中長期ではまだまだ上値があるのは間違いないと思います。
10年の足を眺めてから、色んな指標を当て嵌めてみたんですが。
売りサインが沢山出てるのは周知の事実。
ここでご自分のポートフォリオを再度点検して、
外す株、ホールドする株、買い増す株が見えると思います。

96.目先の情報には機敏な対応が必要です。
要はスタンスの問題で、高値の順張りで小幅狙いなら、
上がってる株を探して乗り替えていけば良いだけです。
押し目や逆張りで幅を大きく取りたい方は、
安いところで沢山拾って上げを待てば良いだけです。
板に張り付ける方なのか、限られた時間しか売買出来ない方なのかで
投資対象や売買位置が変わるだけですね。
スタンスは重要です。ポートフォリオの構成から、銘柄選択など、
全ての売買がここで決まります。
個別株の相談で良くあるのが、
目先の銘柄を高値で掴み、長く塩付けしてる方です。
これは売買する銘柄の選択とタイミングを間違えてるからです。
目先の高値圏での売買に乗ってしまい、
ロスカット出来ずに持ち続けてるパターンですね。
そんな方は、安く買って高く売る勝ちパターンを早く身に付けてください。
最近はデイトレ用の目先の売買が前提の情報が多いですが、
もっと短期から中長期のリスクの少ない銘柄も保有して欲しいと思います。
チャートを見る前に、自分のスタンスを見つめ直す事が先です。
ずっと書いてますが、大事なのは目先の動きに惑わされず、
「スタンスを決め、情報を分析し、タイミングを計る」事です。
自ずと情報の選択方法も見える筈です。
これは目先なのか、短期なのか、中長期用なのか。
私は目先より短期の銘柄が多いですが、なかなか良い情報がないですね。
個人のデイトレさんが増え、証券会社も目先の回転中心で
手数料収入を欲しがった事も影響してるんでしょうね。
目先の情報は機敏な対応が出来る方のみ有効なんですけどね。

このところチャートの勝ちパターンを書いてますが、
どうしても目先のテクニックになってしまいます。
私も投資を始めた頃は、地合いなんて気にもしてませんでした。
個別株の事ばかりで余裕がなかったんですね。
そして地合いで梯子が外れて怪我をしました。
つまらないと思っても、関係ないと思っても、
地合いを気にする習慣をつけた方が良いと思います
では。AD_Kazでした。

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投稿者 AD_Kaz : December 4, 2005 12:18 PM

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