相場師列伝

「遠くて知らないものには手を出すな」
株式相場の格言です。
知らない会社の株より、良く分かってる会社の方が安心です。
良く知ら会社の株を売買するのはそれだけでリスクになります。

105.知らないリスク。
個人売買が急増し、ソフトバンクが代金の15％占める状況です。
IPOは業種もファンダも関係なく商いが集中して高騰しました。
でも私は赤字続きのソフトバンクを買う気にはなれません。
今年3月期の1株益は19円、配当は2.5円、株主資本も3桁。
これを知らずに売買してる個人は多いでしょうね。
株価の動きだけが魅力となってるので、
知らない人、知ろうとしないで売買してる人多いです。
さらに分割の子株還流に時間がかからない初のケースだったのですが、
そこで分割を取りに行く勇気は大したものです。
この辺りはチャートが出来てない、ＩＰＯの売買に通じるものがあります。
株が投機か投資かの感覚の違いなのかも知れません。
こうなるとボロ株の売買も平気なんだと思います。
退場になって初めて知る株の怖さなのかもですが、
でも退場になってからでは遅いです。
どの銘柄がボロ株なのかも知らないで売買してる人は多いです。
さらに何を元にボロと言われてるのかは知ってて当然の事です。
分割もそうですが、それに伴う権利入札、差金決済、増担保、売り禁等、
仕組みを知らないで売買してる方多いですが、知らないリスクは大きいです。
知らない方は、リスクがあることも知らないで売買してたりするんですよね。
怖い話です。
東証の信用規制強化の話も影響は大きいでしょう。
どんな規制で、どう影響するかは調べれば直ぐ判ります。
しかし、この件に関しては過熱気味の個人の売買を抑制し、
退場者を少なくするメリットもあったりするので、私は一概に反対では無いです。
売買テクニックの格差は勘に頼るところは如何ともし難いですが、
学ぶことで埋められる部分も沢山あります。
その株が何故動いてるのかの情報格差も埋め様はいくらでもあります。
知らないリスクは努力で埋める事です。

知らないと損な事、沢山あるんですけどね。
リスクは知ってて当然の事ですが、
知らなくても偶然にも問題なく過ごせる事も多いです。
昨年後半の高値圏の順張り売買は、知らない方が良かったかもです。
でもそれって、ビギナーズラックだったりするんですよね。
いつまで続くかだけの話です。
株は投機ではなく投資であって欲しいなと思います。
では。AD_Kazでした。

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