相場師列伝

相場は高値圏では強くみえ、安値圏では弱くみえる。
ファンダメンタルズを無視して、株価の値動きだけで売買する危うさを
どれだけの人が理解できるのか判りませんが、
後々にバブルって一言で片づけてしまう人たちが、
今のカンカンの強気を支えてるんでしょうね。
木曜の下げに危機感を持つか持たないかで、
年末までの売買が決まると思います。

97.証券会社も大口も個人も皆平等の市場であって欲しい。
ジェイコム株の収拾については現段階でハッキリ結論が出てませんが、
株取引の実体とかけ離れた人達が話し合ってる感じですね。
みずほに対し業務改善報告書提出を求めてるらしいですが、
私は東証にも改善報告書を出して欲しいです。
東証は来年度からの中期経営計画で、
今回のような誤発注の再発防止と売買システムの強化を重要な
課題として位置づけるそうですが、呑気ですね。
年内に実施する位の勢いでないといけないかと。
責任の所在が明確でなく、今回の問題に対する意識の乖離があるんでしょうね。
投資リスク以外のリスクを背負ってまで投資出来るかどうか。
大金が動く株式市場では生命線になると考えます。
経済先進国日本の株式市場が安心して投資できないとなれば、
今の株価を支えている人達が大挙して逃げ出すでしょう。
大証のシステム不具合、ＨＣの一本値、ＪＱや東証のトラブルetc...、
早急に対応しなきゃいけないことが後回しになってる気がします。

98.勝ちパターン7．ゴールデンクロス
今更ながら解説するまでもない事ですが、知らない方も多いよう様なので。
ゴールデンクロスは長期線を短期線が下から上へ抜ける事ですね。
日足なら25日線を5日線が下から上へ抜ける、
週足なら26週線を13週線が上へ抜ける形です。
頻繁に出現する銘柄も有れば、なかなか出ない銘柄も有ります。
ゴールデンクロスは買いサインと言われてます。
逆に長期線を短期線が上から下へ抜けるとデッドクロスで売りサインです。
ゴールデンクロスは単に線が交差すれば良いと思われてますが、
長期線が上昇中であれば、より強い物になります。
これはなかなか見ることが出来ないですね。
さらにクロスしてから買っても良いのですが、
出来れば事前にクロスを予想して買っていく方がより効率が良いです。
例えば2315ＳＪホールディングスの日足を見てください。
上昇中の25日線の下にある5日線も上昇中です。
仮に週明け以降株価が上昇すれば、5日線も上昇しますね。
5日線は5日分の株価の平均です。金曜日が110600。
週明けの月曜日に今週の月曜の株価を上回れば5日線は上昇します。
25日線も同様で25本前の11月4日の株価を月曜日に上回れば上昇します。
25日線の113200を今週上回って推移すれば、綺麗なゴールデンクロスになります。

99.勝ちパターン8．上放れ
勝ちパターン6で書いた節抜けと考え方は同じです。
私が考える上放れとはそのラインを抜けると、抜けた方へ動く事です。
上値抵抗線を上へ放れると上へ動き、
逆に下値支持線を下へ放れると下への動きになります。
節との違いは、節は片方の線だけなのに対し、
上放れの場合は下に支持線、上に抵抗線と両方に線があって、
それを上に抜けた場合です。
ボックスや揉み合いを上放れとか、保ち合いを上放れる事です。
ボックスは上限と下限の間を株価か行ったり来たりしてる状態。
この上限と下限は平行で横に伸びている事もあれば、
上向きながら平行であったり、下向きながら平行であったりもします。
さらに片方が上向きや下向きで一方が水平だと、保ち合いと言います。
さらに片方が下向き片方が上向きも保ち合いですね。
上昇三角、下降三角、フラッグ、ペナント等色んな形があります。
基本は株価の高値を結んだ線と、安値を結んだ線が、
暫くの間抵抗線になっていてそれを抜けるとその動きが加速する事です。
オススメ銘柄の4668明光ネットワークジャパンは
9月から10月の揉み合いから上放れしました。
4304Ｅストアーも夏からの下向き保合を上抜けて、
再度保合に移ったところで、一気に上に上放れしてます。

この勝ちパターンはいつも何処まで書いて良いのか悩みます。
そんな事知ってるよと言う方もいれば、全く判らないて方も良そうで、
みんなが判る、満足できる書き方はずっと出来ないんだろうなと。
ただ足の動きで共通してるのは、終わった事ではなく、
これから先、どう動くかを考える事です。
読んで頂いて、今持ってる銘柄や売買しようとしてる銘柄が、
これから先どう動くか考える上で参考になれば良いなと思います。
では。AD_Kazでした。

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