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みんなで儲けましょう。その33

タイトル通り、みんなで儲けるために毎週日曜日に書いてます。
今回は転換点を見極めるについて書きます。
どんな株でもスタンスを決め、情報を分析し、タイミングを計る事で
収益を上げることは可能です。

行き過ぎもまた相場
良く耳にする格言です。
相場は良くオーバーシュートします。この感覚は個々で違うと思いますが、
行き過ぎは良く起こることで、行き過ぎ幅に比例した反動も必ずあります。


88.相場の強弱は、色んな尺度で判断。
日経平均は強いですね、高値をどんどん更新しています。
15000円は通過点とか、10万円とか色んな事が言われ総強気になてますが、
この数字だけで相場のトレンドが語れないので注意してくださいね。
日経平均の単純な推移で考えられる程、相場は簡単ではないです。
そもそもこの日経平均ですが全体の流れを読む数字としての性格上、
その時々の実体を反映するために採用銘柄の度重なる入れ替えてる訳ですが、
そのため、採用銘柄の質が変化し、バブル期の高値とは単純比較出来ないのは、
皆さんも良くご存知だとは思います。
私は細かい数字を弾いて計算している専門家ではないですが、
当時との単純比較の為に、採用銘柄を無理矢理当時の採用銘柄に置き換えると、
現在の数字より1万円以上は高い位置にあると言われています。
倒産や合併、増減資等株式数の変化等色んな事を加味して計算しないといけないです。
さらに入れ替え銘柄は事前に買われ、採用後に売られる傾向にあります。
バブル期の38000円の最高値に対して今は感覚的に2万円台後半辺り。
高安の感覚から言えばあのバブルから、そこそこまで戻して来た感じがします。
また、最安値の8000円から15000円でも凄く上昇した感は充分ですね。
ただニュースで株価が上げた下げたの感覚ではなく、
株式の売買に参加されてる皆さんは、日経平均を単純に捉えるのでなく、
その内容や質まで考えるようにして欲しいなと思います。
日経平均で良く指摘されるのは、ITバブル期に高値のハイテク株を組み入れた事。
その後のハイテク株の急落が日経平均を急激に押し下げた訳ですが、
当時は良く組み入れ前の銘柄ではいくらと言った話が良く出てました。
これは日経平均の下落が、相場の実体と感覚的にズレていたからです。
相場の急激な変化時には、このような感覚のズレは良く感じます。
現在は鉄や銀行がリードしてきた上昇から循環物色へ移り、
そこへハイテク、値嵩株が拍車をかける展開になって来ました。
ますます上へ上への展開ですね。
これに先物やオプションなどでの投機的な売買が拍車をかけています。
感覚的なズレを簡単に修正するには、日本を代表する会社の株価を眺めれば良いです。
トヨタや新日鐵、NTT、郵船、地所、商事、ソニーやソフトバンク、ドコモ等の株価。
これならバブル期、最安値期、現在で変化が判ります。
また日経平均以外にもTOPIXやこのふたつを関連づけるNT倍率、されに日経300や500、
ドル建ての225等感覚的に相場の高安を掴むのに便利な指数は沢山あります。

89.勝ちパターン4.包み線
この包み線も孕み線同様2本合わせて1本と考えると分かり易い転換線です。
底値圏で前日の陰線を陽線で包む線ですが、2本合わせて下髭の陽線になります。
前日安値より安く始まり、前日高値より高く終わると陽線の包み線となります。
225の今週水曜が陽線の包み、月曜が陰線の包みです。
先日書いた‘勝ちパターン2.窓空けの転換線’も225で連続して出でますね。
先ず先週(7日からの週)は月、火、木曜と下髭の首吊り線系が4本出てます。
高寄りから道中押して引けが強く、下髭で始値と終値が高い日足です。
小幅ながら上昇志向の線が連続しています。
この原因は全て引けのインデックス買いですが、
陰線引くところなのに毎日引け際で急激な上昇となったためです。
線としては強いのですが、実体は弱い騙しのパターンでした。
それを受けて金曜日は窓空けの小幅な動きで転換線(勝ちパターン2)となりました。
これで週明け月曜が寄りから強ければ買い、弱ければ売りとなります。
そして月曜は、寄り高(安い方がさらに売り圧力が強い)からの陰線。
ここで火曜の寄りは売りで正解となります。
しかも月曜の線は陰線の包み線です。
なので月曜は金曜の始値や安値割れのタイミングで売り増しOKですね。
そして火曜下げて水曜の寄りも安いので持続となります。
この水曜の寄りから先週水曜の安値を割れて窓埋めに向かえば売り方の大勝です。
しかし水曜は切り返して逆に陽線で包んでしまいました。
下抜けしない判断時、若しくは火曜の始値や終値抜けのタイミングで、売りは利確となります。
このように短期間で包み線が陰陽2本も出るのはとても珍しいです。
如何に今週の225が投機的な動きをしたかが判ります。
売りの買い戻しは、同時に買い方の出動です。
買いは心理的な節目もある14000円飛び台ですね。
売り方の外しポイントが買い方の買いポイントです。
買い方は5日線超えて包んで引けて喜び、木曜の上げへ、
そして金曜の窓空けで半分利確となります。

90.勝ちパターン5.三空叩き込み。
日経平均は03年4月の最安値からのトレンドを守り、波動を重ねて上昇中で、
中長期的には上値余地はここからでも楽に数千円はあると見ています。
しかし、目先となると上昇ピッチや乖離が日に日に気になってます。
10月頭の天井から底打ち、今回の上げと読み通りに動いた225ですが、
(再三書いてますが)押し目がないのは想定外です。
弱気筋も全て転換して総強気で、年末の15000円は通過点と言われだしてます。
上げ上げの動きには必ず急落が付いてきますが、何処で転換するのか。
上昇トレンド自体を否定する大きな下げにつながらない事を願ってます。
同じ下げでも、調整や押し目と、下げ転換は意味が全く違います。
225は金曜の窓空けで10月31日から四空となってます。
埋めないまま4つの窓が空いてるわけですが、
普通なら三空叩き込みと言われるところを、さらに四つ目を空けた形です。
今週の月曜に四空目を埋めたのですが、
そのまま下に行って叩き込みにならず、
逆に金曜日に再度四空目を空けて終了してます。
窓空け(またはギャップ)はとても強い線ですね。
これは連続するほど威力を増し、三空目で終了する事が多いと言われてます。
最初の窓は強い買いで空けて、二つ目は買い増しと売り方の撤退、
三つ目は売り方の踏み上げで空けると考えると、
踏み上げと買いの利確が終われば後は売られるのみで叩き込みです。
この窓は足1本だけでなく、窓を埋めない限り複数の線でも同じと見ます。
なので先週金曜の四空目は今週月曜に埋めたのに、
また金曜に空けたのでこれで四空目となります。
どうなるんでしょうね、月曜からの一週間。
四空目を埋めて、14000円割れから三空目を埋めると考えるのは極少数派です。
四空のまま15000円は何時と行ってる方が大多数なんですよね。

チャートを見ながらの方が分かり易いとのご意見があったので、
225を例に書いてみました。チャートを見ながら読んで頂くと良いかもです。
それにしても225や真ん中株の動きは、異常な強さですね。
個人のために、新興や小型に早く資金が戻って来て欲しいと願ってます。
では。AD_Kazでした。

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投稿者 AD_Kaz : November 20, 2005 02:47 PM

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