相場師列伝

「株というものは高いときには最上に、
安いときには最低にみえるものだ」
株式相場の格言です。
元気良く上げてる株を推奨するのは簡単です。上げてる株を奨めて、
上手くストップでもすれば次の日も上げるでしょう。
でも高値掴みや、下げるリスクも大きいです。
上げる前に奨めてこそ価値があると思います。
陽線を引く前や、節を抜ける前の推奨は良心的だなと思います。

106.高値圏での買いは危険です。
最近は上げ相場終盤での推奨が有り難がられる風潮があります。
目先の売買の人には、買値から上に少し動けば良いのでしょう。
でもそれは、嵌め込みのババ抜き合戦の終盤戦だったりします。
何度泣かされても、嵌め込みに乗ってしまう人は多いようです。
地合いが変化している中で、儲かった事のみ覚えていて、
何時までも昨年のままの感覚で売買していてはいけません。
加熱してる市場に対し、東証の信用規制強化の話が具体化しそうです。
年明けもリスクについて書いてますが、取引の事も良く判らないで
大挙参加している個人投資家にとっては良いことだと思います。
煽りに乗っかって高値を掴み、ロスカット出来ない人に信用は無謀です。
昨年後半の225の上げに乗っかって、たまたま上手く儲かってる個人や
株式投資を初めて日が浅い人は、過熱感をなかなか感じ取れないと思います。
上げ続ける相場は無いです。
私はチャートだけを信じて投資する事には否定的ですが、
それでも売りシグナル沢山出て、ちょっとは調整必要でしょうとチャートが言えば、
やはり高値圏の買いは控えようと思います。
225で言えば12000台以下の玉を持っていれば、
トレンドが崩れるまで持っていた方が良いですよと答えます。
しかし、15000超えの玉を持ってる人には16000超えで一旦利確と答えます。
まして16000台での買いは怖くてオススメできません。
仮に年内に20000円を付けると思っていても、今は買いでは無いと答えます。
数ヶ月の間で安くなった処で買えば良いのでは、と思います。
16000台で買う人には16000割れたらロスカットを前提ならと言いますが、
それでも今は監視だけで買いを休むか、
若しくは他に沢山ある安値圏の株を買う事を進めます。
12000円割れで動きが無い時に買いと言っても反応無いですが、
上げ相場で買いと言うとみんな飛びつきます。高値圏で飛びつく方は、
何時まで経っても12000の様な安値の揉み合いでは買えません。
買値が高いと少しの下げで慌てる事になります。
そんな方には信用の規制強化は朗報だと思います。
少しでも退場しなくてすむ、話なのですから。

大事なのはスタンスとタイミングです。
高値圏でも目先の割り切りなら売買もOKです。
割り切れない、ロスカット出来ない人には不向きなだけ。
225が高値圏でも、安値圏の株は沢山ありますよ。
では。AD_Kazでした。

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