相場師列伝

「努力の天才になりたい」
オリンピック水泳で一世を風靡したイアンソープの言葉です。
華々しい活躍の裏でベストを尽くすために。
良い言葉だと思います。

79.感性や勘は真似できない。
デイトレで儲けてる人の真似をしたい人多いようですね。
でもデイトレに確実なテクニックがあれば良いのですが、無いですね。
テクニックで儲かればみんな億万長者ですからね。
簡単に言えば、デイトレで大事なのは感性や勘です。
タイミングだけの勝負ですから。
なのでハッキリ言ってみんな真似しても儲けられません。
でも学ぶ事はあります。
一番大事なのは素早いロスカット。負けないことです。
ロスカットが早いのでリスクが少なく、さらに持ち越さないので、
ボロ株でも関係なく売買できます。
さらに相場が上げでも下げでも関係なく儲けられます。
上手くやれる人はいくらでも儲けられます。
値動きの良い株を探し、タイミングで取る。
それもその日中に。難しいですが、継続できれば最強です。
儲けるための基本はタイミングです。
私は情報が一番重要だと考えてますが、
最低限の基本は理解した上で初めて情報が大事と言ってます。
前回書いたように中長期ではさほどチャートは必要ないですが、
目先の売買では、タイミングに大事な流れを読む為にも
チャートの基本は理解しておいた方が良いと思います。

80.板に惑わされないように天底をイメージ。
デイトレで大事なのは板に惑わされない事。
売りがどんどん湧いてきて、急落して来たので成りで売ったら底だったり、
買いにつられて天井で買いを入れてみたり、
これはその日の動きでなく板に惑わされてるからですね。
前回書いた事前シュミレーションで、その日の天井や底を予測していれば、
板に惑わされる事は少なくなります。
逆に買いたいからもっと下がれと思えたりもします。
大事なのは目標値とロスカットラインを決めて厳格に適用する事です。
チャートは過去の値動きですが、明日の動きを予測できます。
上げる場合、下げる場合の動きがある程度読めます。
昨日より高いか安いか。そのためには、
今週は先週より、今月は先月より上がるか下がるかです。
さらに前場と後場では、分トレなら。
基本は一本前のローソク足より高いか安いかです。
これに出来高や移動平均線、加重平均線等を加味し、
さらに様々なテクニカル指標でも判断します。
信用銘柄なら売り買いの残高も参考になります。

81.勝ちパターン１．下髭の陽線。
例えば私が好きな足だと、前日のローソク足が下髭の陽線です。
陽線の幅は大きいほど良いです。
始値から下押し最後は上げて終わり。
足からはこれだけですが、分足を見ればさらに情報があります。
高値を付けた後に押して揉んだ後に戻したのか、
安値から一気に始値を抜いて高値取りで終わったのか、
パターンは色々ですね。
形は上げ方向なので、分足も強い形になってるのですが、
その中にも強弱があります。
さらに加重平均の推移を見れば強弱が良く分かります。
高いところと安いところの何処で商いが多いのか。
さらに分足の出来高で、寄りは出来高が多いですが、
それ以外に出来高が多いところがあるかどうか。
高値引けの場合は後場にまとまった買いが入ってる場合が多いです。
さらに出来高も、高値引けなので前日より多い事が多いでしょう。
この様に自分が好きな足を見つけて、パターンを覚えて行くのが早道です。
下髭の陽線の場合、翌日は高く寄る場合が多いです。
ここで考えられるのは、①そのまま陽線を引く　②下髭の陽線。
さらに下げる場合は、③上髭の陰線（または寄り天）があります。
仮に寄りで買った場合ですが、①と②だと勝てますね。
ロスカットラインは前日高値割れです。
ただし前日が強かったので、②の場合でロスカットの様子を見る場合は、
前日の陽線の中心線までです。
前日高値、中心線の次は、前日始値、さらに前日安値が目安になります。
安値を割れた場合は陰線で包んでしまう負けですね。
デイトレではここまで持つのはあり得ません。
これを逆に前日が上髭陰線だった場合の売りにも使えます。
チャートを逆さまに見ると同じ事です。
次は下髭の陽線から安く寄った時に寄りで買った場合です。
ロスカットは前日始値か安値。
また前日高値を超えた処で買い増しも可能です。
分足でも売買ポイントがあります。
始値から下げて戻した場合ですが、始値を抜くかどうかですね。
抜けた場合は買い増し、抜けなかった場合はツートップになるので一旦売り。
その日の分足も売買ポイントになります。
さらに前場は加重平均線の上での推移してれば強気ですね。
後場は利確の売りが出て下げ易いですが、
商いが減る後場に出来高が多いと、引け高となる事が多いです。

また時間切れですね。書いているといくつもポイントが出てきます。
今回は例えばの話で書きましたが、具体的に例を出して
チャートを見ながら書いた方が良いのかと考えてしまいます。
ご意見ください。出来れば書いてある事をイメージしながら読んで頂けると良いかなと。
次回からは勝ちパターンの事例を紹介していきたいと思っています。
では。AD_Kazでした。

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