相場師列伝

「これこそはと信じられるものがこの世にあるだろうか」
吉田拓郎さんの歌なんですが、
メロディラインがついてくるところで歳を感じます。ｗ
ご存知の様に100％が無いのが株の売買です。
でも自信が持てるか否かは非常に大事です。
何となくの売買は上手くいきませんよ。

38.思い込みの値頃感は危険です。
今流行の簡単に儲けられる話の殆どは目先やデイトレの様ですね。
情報収集力があり、基礎もしっかりしていて、さらに
卓越したセンスがある特異な方は可能でしょう。
でも私には無理だと思ってます。
百戦錬磨のディーラーと同じ土俵で、
大きなお金を動かして連戦連勝は不可能ですね。
儲けるのを前提に株式売買を始める初心者は、
簡単に儲けられるという幻想から、
基礎を学び、テクニックを磨き、銘柄研究等をしないで、
いきなり売買してしまい、困るケースが多いようです。
その中でも良くあるのは思い込みによる値頃感での売買ですね。
下げてる株を安いと思って買ってしまいます。
そろそろだとの思いは判りますが、買うと決まってまだ下げる。
また運良く上げてもまだ上がると思い売らないでいると、
いつの間にか買値を割ってしまう。
少し研究して銘柄選定してもその方法が間違っている。
例えばデイトレに最適な銘柄を買っても、
専業で板に張り付けない人には辛いだけです。
気が付いたら高値掴みになってしまう事が多いでしょう。
他にも色んなケースがあるのですが、
全てにおいて簡単に問題点を指摘できるのが、
初心者の誤った売買です。

39.需要と供給を読み切れば完勝できます。
売買は需要と供給で決まります。
買いたい人と売りたい人がいるんですね。
となると何故そう思うのか。
将来的にそう思う人はどちらが多いかを考える事ですね。
上手く読めないと儲けられないです。
買いたい人が多いのか、
売りたい人が多いのか。
それだけで株価は上下するのですから。
目先の需給に囚われると失敗します。
売り板がなくなり買い板が湧いてくる。
どんどん上がっていくのを見てるとつい買ってしまいます。
逆に買い板が減ってくると売りたくなります。
大事なのは客観的に判断できる、
自分なりの物差しを持って、
常にそれで計りながら売買する事です。
これが出来ると上手く回転でも取れるようになります。
また売りから入ることも出来るようになります。

40.勝つときは大きく、沢山負けても幅は少なく。
私の売買は基本的に短期から中期、
たまに回転もさせますし、デイトレもします。
何故短期が中心なのかと言うと、仕事があって株は専業ではなく、
常に板に張り付けないからですが、
他にも性格的にデイトレがあってない事もあります。
勝ちパターンは、タイミングを見計らった上で、
ゆったり構えて納得して打診買いから入ります。
そこから買い下がりで持ち玉増し、
上げ始めると初期段階は持ち玉増やしながら回転させ、
上げ終わり頃には持ち玉減らしながら回転させ、
最後は残り玉を売って終わりにする感じです。
簡単そうに見える買って売るだけでの大きな売買をしないのは
ロスカットを決めていたとしてもリスクがあるからです。
その昔の売買が身に付いてしまっているので、
手数料が勿体ないというのもありますね。
負けるときは極力少ない株数でカットする事にしてます。
そうすれば負けても大きな痛手にはなりません。
とは言っても、なかなか実践できないものなんですけどね。ｗ

いつも日々勉強と書いてますが、
知らないと損をする事が多いのが株なんです。
来週は勝つ為に実践し易いポートフォリオについて考えてみます。
では。AD_Kazでした。

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