相場師列伝

「常に信念を持って主体的に生きるためには、
やはり心静かに、われ何をなすべきかを考え、
そのなすべきことをひたすらになしていくことが大切である」
松下幸之助さんの言葉です。考えて、努力する事は大切です。
天才肌の人が仮にいたとして、その方が株をやったとしましょう。
でも売買の仕方とか何も知らなければ儲ける事は出来ません。
必要最低限の理解は、何をやるにしても欠かせません。
さらに株には実践で得られる最低限の勘がなくてはいけないと思います。
その最低限の事も知らないで、無茶な売買を繰り返すと、
一時的に儲ける事は出来ても、いずれ退場になります。

18.監視銘柄が多いほどタイミングも掴みやすい。
業績の転換やＭ＆Ａなど劇的変化をもたらす内容は事前に掴めません。
普通はインサイダーの情報を掴むことは難しいです。
仮に事前に情報があっても、ガセネタであったり、
また事実であっても、既に織り込んでしまっていたら、
発表時には株価インパクトはありません。
逆に材料出尽くしとなって逆の動きとなります。
投資尺度や情報で銘柄を探し投資をするわけですが、
割高な株を無理して買ってしまうと失敗します。
銘柄は沢山有ります。無理して割高な株を買うのでなく、
割安だと思える値段以下になって初めて買う位の余裕を持ってください。
そのためには複数の銘柄を監視し、その中から割安だと思える銘柄を買うことです。
監視銘柄が少ないほど失敗する確率は高いでしょう。
それだけ割安で買えなくなる訳ですから。
割安で成長する株を捕まえるには、投資尺度をしっかり持って常に探す事です。
また情報の入手経緯路を沢山持つことです。
情報を集める作業は頼るのでなく自分で行う事で確度も上がり、
取捨選択する力も付きます。
それがない人は怪しげな顧問情報に騙されたりする訳ですが。
簡単に手に入る情報は他の人も簡単に入手出来る事も忘れないでください。
銘柄が見つかれば簡単です。帰る値段になったら買って、
後は放置してるだけで儲かるんですから。

19.銘柄は沢山有ります。ダメなら他をまた探すだけ。
チャートは大きな流れを読む中長期に適してると私は思います。
しかし、勢い重視のチャーチストの様に、
短期のトレンドを捕まえて、転換点を見極めるのにも有効です。
チャートに騙されずに上手く転換点やトレンドの初動を掴んで、
短期売買で幅を取ってる方も沢山います。
良く場中に板を見れないので上手く売買出来ないと言う話を聞きますが、
逆にそんな方ほどとても安く買える場合もあります。
板を見れる余りにもうこれだけ下げれば十分と買ってしまって、
さらに下げる事は良くあることです。
木を見て森を見てないケースですね。
また、その銘柄の分析が上手くいってないのかどちらかです。
業績を確認して、月足、週足、日足を見て、
出来高と取組を見て安値を予測する。
いくつもの銘柄の安値で指し値を入れておけばどれかは買えます。
買えなければまた探すだけです。
せっかく見つけた良い銘柄だからと指し値を上げてはいけません。
銘柄に惚れないように。他にも銘柄は沢山あるんですから。

あまりにも簡単に儲けられると勘違いしてる人が多くなってきた気がします。
確かに簡単に少し儲けることは出来ますが、
継続的に沢山儲けるには、人と違う何かが必要なんだと私は思います。
では。AD_Kazでした。