相場師列伝

「ずっとひとつの夢を抱きつづけて努力することは、
たしかに奇跡みたいなことをよびおこすんだよなあ」
五木寛之さんの言葉です。
なかなか出来ない事でも思い描かない事には達成できません。
思い描くことで、どうすれば良いかを考えます。
どうすればいいかが判れば実行するのみ。
地道に努力しましょう。
簡単ではありませんが、間違えてなければ、
いつかは実を結ぶ筈です。

16.仕手株の売買。
仕手株の売買はタイミングで大き変わってきます。
仕込み時ならば出来るだけ安いところを買うだけですね。
時間もかかり買って暫く放置する事になるので、
信用ではなく現物で対応した方が良いでしょう。
現物は値上がりによって余力が増える事にもなります。
また仕上げ時ならば、短期なので信用で買っても良いでしょう。
基本的に取組は買い方有利の状況で展開していきます。
急騰して逆日歩が付いていたりします。
増担保や売り禁などの規制も入ってきます。
信用で沢山買っておいて目標になったら即利確が理想です。
まだ上がありそうでも、関係ありません。利食い千人力です。
仕手株は上げるのも下げるのも早いですから。
一度に棒上げしない筋の場合は、高いところで売って、
空売り誘いやちょうちん落としで押した処を買ってと、
何度も取れる事もあります。
上げ始めたら、安いところで買えた玉以外は
短い間隔で売買する方が良いでしょう。
確実に目標値が見えていれば別ですが。
ただ目標値が出た時点で相場が終わる事が多いのも仕手株です。
特に顧問ネタの場合は煽りが多いいので要注意です。
さらに確実な情報がある場合を除いて、空売りは危険です。
どんなに売りたくなっても、止めた方が良いと思います。

17.デイトレや短期銘柄の売買。
デイトレや短期の基本は動いてる株に付く事ですね。
動かないと話になりませんから。
特殊な世界なので個人にはあまり関係ないですが、
日計りで1カイ2ヤリで大金を動かす世界なら、
ディーラーさんの様に、出来高のある株しかできません。
逆に言えば市場で注目を集め出来高が伴えば、
ディーラーさんが参加してくる事は理解しておいてください。
彼等は決して持ち越しません。秒や分単位で売買しています。
市場のテーマや話題性を踏まえ、値動きと出来高が指標になります。
デイトレさんも同様ですね。彼等は独自の視点や噂や情報を元に、
値幅や出来高ランクなどをチェックしながら、勢いがある銘柄で幅を取ってます。
いずれのケースも売り買いの需給関係で値動きが出るんですから、
人気のバロメーターとなる出来高は大事です。
持論ですが、出来高がある銘柄は上がり続けます。
逆に出来高増えて下げているのはネガティブな要因がある株です。
材料発表があってもなくても、私は売りで入ります。
相手方の心理を考え、板を見て、上下のトレンドを掴みましょう。
また、関連銘柄の動きも参考にしてください。
指標銘柄があればその動きに合わせて売買するのも有効です。

勢い重視や仕手株の場合は、中長期と違ってファンダはあまり関係ありません。
逆に仕手株などは売りを誘うのにネガティブ要因が合った方が良かったりします。
ただし倒産リスクがある株は問題外ですね。
仕手筋といえども、倒産してしまっては儲ける以前の話になってしまいます。
どうしても目先の利益を追いかけると短期銘柄が中心になりますね。
でも間違っても資産を100倍にとか1億円などと最初から考えないでください。
倒産リスクがある株の売買も同様ですが、それなら競馬の方が良いかも知れません。
では。AD_Kazでした。