相場師列伝

「一国の宰相になるよりむずかしい」
と英国のチャーチルさんが言った、ダービー馬のオーナー。
昨年のキングカメハメハ、ディープインパクトと２年連続で
その栄誉を勝ち取ったのが6947図研の社長さんです。
しかし、どんなに固くても単勝1.1倍では私は買いません。
ハイリスクローリターン。
株で10％は良いリターンですが、競馬は外れるとゼロです。
10％取るかゼロになるかと考えるとやはりハイリスク。
やはり競馬は遊びでやると楽しいのでしょうね。賭け方も
宝くじの様な馬券を狙うか、データ分析でコツコツ当てるか。
ですが、間違っても馬券に大金を入れてはいけないと思ってます。
夢を追いかける競走馬のオーナーなら別かも知れませんが。

20.中長期は基準を決めて売買。
銘柄を見つけ、安く買って高く売るだけなんですが、
そんなに簡単には儲けられないのが株なんですよね。
私も投資を始めた頃、よく間違っていたのが高値安値です。
安値を付けたんだから、安いと思い買って見たものの、
そこからどんどん下がる。
高値を付けたんだからと売ったしまったのに、
その後もどんどん上がり続ける。
下がってるから買い、上げってるから売り、
とそんなに単純ではないんですね。
中長期の場合はＰＥＲやＰＢＲなどの基準があって、
その何倍で買って何倍で売るとかの目安があるので良いのですが。
チャートだけで売買すると、高安の判断を間違う事が多いようです。
平均化するためにさらに一度でなく数回に分けて買えば安心です。
決めた値段で差して売買した方が良いですね。

21.短期は勢いを見極めて売買。
デイトレや勢い重視の場合は会社のファンダは余り関係ありません。
参考程度ですね。動いてる株に理屈は通用しませんから。
出来高や取組を見て売買するだけでも取れる事が良くあります。
最近はリバース、逆指値、ツイン指値などが出来る証券会社もあるので、
板に張り付けない方は活用すべきだと思います。
高安に明確な基準がないので、
高値を取ったら買い、安値を付けたら売る感じです。
長期の場合は指し値での売買が基本ですが、
勢いがある短期の株は成りでの注文が良いでしょう。
動きも早く、出来高も多いので、
指し値で待ってても往々にして置いて行かれる場合があります。
買ったら節を割るまでは売りません。
年初来や前日安値、下値抵抗線、移動平均線など節も色々あります。
これに出来高や取組も勘案します。
また上の節をを抜いたら買い増し、その高値を割るまでは持続します。

22.節を見極めて上手く利確する。
買った株を売るタイミングも難しいですね。
チャートから勢いや値幅を推測する事も出来ますが、
基本はやはり節が重要ですね。
離れた位置での指し値はストップの数枚手前で差すのが確実です。
ストップは板が厚く、売買出来ない事が多いですから。
またキリが良い5円、10円は板が厚くなります。
買いなら1円上で、売りなら1円下で差してください。
心理的な節目では大台があります。
900百円台が1000円になる場合とかですね。
さらに前日比で100円幅なら50円高、80円高の位置は節になる事があります。
板を見れない方はこの辺を勘案して差すと良いでしょう。
板を見れる方は節目を頭に入れながら、勢いを掴んで成りで売買するか
トレンドが止まったと感じたところで差すのが良いでしょう。

株には色々知っておけないといけないことが沢山あります。
儲かって有頂天になってる人がいますが、
あちこちにある落とし穴にたまたま嵌ってないだけなのかも知れません。
勉強してセオリーを理解し、リスクを少なくしリターンを増やす。
アンテナを高くして情報を集め、上手く売買する事で勝ち組に入れます。
では。AD_Kazでした。